パソコン起動時に「・・・S.M.A.R.T・・・・・」と表示する件について


S.M.A.R.Tと表示する時

PC 起動時の黒い画面で英語のエラーが表示され、F1 キーや F2 キーなどを押さないと起動しなくなる場合があります。
多くの場合、ハードウェア(パソコンの記憶装置ハードディスク)の問題を示しています。主なエラーについて簡単に解説します。

SMART エラー

SMART Failure Predicted on Hard Disk (HDD名)
WARNING:Immediately back-up your date and replace your hard disk drive.
A Failure may be imminent.
直訳
SMART(自動故障予測機能)に依る不具合発生は、ハードディスク上で予測警告されました。
WARNING(警告):直ちに、あなたの今日までの情報をバックアップし、また、あなたのハードディスク・ドライブを交換しなさい。
不具合は切迫しているかもしれません。
わかりやすく翻訳
ハードディスクの S.M.A.R.T.
(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology:ハードディスク自動故障予測機能) 機能が、近いうちにハードディスクが使用不能になることを予告しています。
大事なデータがある場合は、フロッピーディスクや CD-R などにコピーしてから、ハードディスクを交換してください。
要するにこんなわけ
「パソコンが動いているうちに、重要なデータはバックアップをして、新しいハードディスクに交換しなさい。」と言っているのです。
(現在:ハードディスクは250GBで6,000円、500GBで7,000円程度から購入できます)

SMART(スマート)はハードディスク・ドライブ内部の信号/情報を監視・分析しながらあらかじめ設定された基準値と比較して、故障発生を予測する技術です。
時系列的に特性が劣化していく種類の「故障モード」に有効で、故障が予見された場合、使用中のコンピュータにアラーム(警告信号)を送出します。
まとめ:
アラーム機能は、原則として故障前に出されるため、まだ使用可能な段階で故障を予告されるため、故障に伴う被害を最小に出来ます。
例えば、スペア用のデイスクにコピーする機能が失われていないので、バックアップを実施して、その後正常なディスクと交換することなどにより未然にデータの喪失を防ぐことができます。


対策をたてる。

対策:HDDの交換
1. 現在のHDD(ハードディスク)に「良く頑張って来たな」とねぎらいの言葉をかけて、別れる決心をする。
2. 大切なデータ(音楽・画像・文書など等)をCDやDVD・別のパソコンなど等にバックアップする。
(注意:マイコンピュータを開くと、〔C:ドライブ〕〔D:ドライブ〕が表示されるものがあります、Nec・Sonyなどの電気メーカ製のパソコンはほとんどHDDが1台だけ組み込まれて入るだけです。これは電気のシクミで1台のHDDを2つの場所に区分けしているだけなのです。「私のパソコンは〔D:ドライブ〕があるからここにバックアップしておけば安全ね」と思いこまづに、必ずパソコンの外にデータをバックアップしましょう。)
3. バックアップが完了したら、HDDの交換です。
パソコンのケースを空け、HDDを取り外します。自分で取り外せない方は、取り付けも出来ませんので、データピットもしくは、電気店・パソコンメーカに修理依頼してください。
4. HDDを取り付け配線(シグナルとパワーライン)が終了したら、パソコンの電源を入れます。
5. 電源を入れた後モニターに注意して、〔Delete Kye〕又は〔F12 Key〕でBIOSセットアップを起動します
6. システム構成画面(メーカーにより名称は様々です)で、HDDが認識されていればOKです。
7. 電気メーカ製パソコンは、リカバリーディスクを、また自作パソコンはウィンドウズ・システム・ディスクをCDドラブにセットして。BIOSセットアップを終了して再起動させます。後はリカバリーなり、初めてのウィンドウズセットアップを進めれば、OKです。